正社員

すべてが無駄に感じる話

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ただいま山口のしがない民宿の一室。
東京から高速で10時間。上司と2人で交代しながら運転して到着。
都市部からは遠い夜の町の店にはシャッターが目立つ。着飾った若者がうつむきながらボクの横を通り過ぎていった。こんな町で何を夢みることができるんだろう。
Facebookを見ると、優秀な中学の同級生の研究が雑誌Newtonに載っていた。
脱サラした農家のおじさんは研究熱心に大学で農業を勉強していた。
ボクは・・・。
東京を拠点に全国へ出張している。ブルーカラーとして。
大都市でいろんな可能性に恵まれながら、多くの希望に目をそらしてきた。全国を飛び回ってるだけで、誰かに表彰されるわけでもない。
ボクらがやっている仕事がなくなれば、できる人は少ないし、困る人は端まで辿れば何万人を超える。でもそこに誇りなんかないし、毎日空虚で、自分がどこにいるのかわからなくなる。
そもそも人類規模で言えば個人の欲求・不満なんかどうでもいい。一人の死に価値なんてない。
Facebook上の個々人の栄光や努力の主張なんて自己満足でしかない。いや、素直に彼らの輝きを認めたくない、認めたらあまりに自分が惨めで可哀想だから、なのかもしれない。