無職

無職と彼女と、その顛末。「5.私そんなひどいこといったっけ?」

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前回:無職と彼女と、その顛末。「4.100社に落ちよう」

修羅場から三日がたった今日、話し合おうということで彼女と立川に17時に待ち合わせ。

罪悪感から30分も早く着きました。いつもならお互い一方が早めに着くと駅ビルや周辺をぶらぶらするものだけれど、今回はやはりそんな気にはなれませんでした。彼女からなにを言われるのかを想像すると、鼓動が早くなっていましたし、改札前の壁に寄りかかって求人をひたすら目を通しながら待つことに。

20分後、見覚えのある顔が近づいてきました。彼女です。思っていた以上に彼女の顔に厳しさはなく、見た目だけは今までの彼女でした。

「とりあえず喫茶店かなんかに行こうか」

17時の駅前は人が多く、重くなるかもしれない話だけに、駅前から少し離れたところに行くつもりでした。それまで沈黙していても気まずい、でもどう声をかけていいか少し迷い・・・それでも沈黙に耐えられず声を掛けます。

「前回は本当にひどいことをいってごめん。あれから、本当に目が覚めてさ。就活をはじめたんだ。今のところ10社くらい応募して、明日1つ面接なんだ。」

「え、私そんなひどい事言ったっけ?」

「いや、ひどくはないよ。現実的な意見だった。・・・それで、2日間くらいあったけど、どう?いろいろ考えた?」

「76が私に何か質問したわけじゃなかったし、特に考えてないけど・・・」

「え・・・。いや、俺ひどいこと言ったし、最悪振られることを覚悟してたんだぜ?」

「それはないよー。私が言ったのは、無職でいる自分を受け入れてしまっている叔父さんが嫌いってだけで、76は違うでしょ?」

「まあそれはそうだけど、あのときの俺はそれに近いところまで言ってたからさ。・・・まあとりあえず、前回言ったことは忘れてくれ。」

「うん。わかったー。」

何か拍子抜けした心地でした。あまりにも前回のことがなかったような対応。あの厳しい態度はどこへ行ったのか、問い詰めてみたくなりましたが、たぶん彼女も言わないと決めていたもかもしれません。もしくは、単純にボクの方に別れたいのかの判断を委ねていたので、彼女自身は本当に何も考えていなかったのかもしれない。複雑に考えてもわからないことはわからないので、それに彼女といられるという安心からか、そんなことはどーでも良くなってしまいました。

それから、ミスドでドーナツを食べて、今まで行けていなかった昭和記念公園のイルミネーションを見て、駅前のイタリアンでパスタを食べました。予想外にここ2,3ヶ月の間で1番楽しい1日となりました。

帰り際にクリスマスの日のことを決めてお別れ。

どこか腑に落ちないながらも、1年半続いた彼女との関係はまだ続くことになりそうです。さてクリスマスプレゼントをいい加減決めなければ。

それと、帰り際の電車の中で、お祈りメールを2社からもらったことを確認しました。しかし、落ち込むのは数分間にして負けじと新しく5社に応募。彼女との問題は一旦解決となりましたが、就活はまだまだ終わりは遠いようです。