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前回の記事:休日だしちょっと近所を散歩しようかなって思ったら大冒険になった。【パート2】

前回までのあらすじ:近所へちょっとお散歩よ~。ちょっとフェリーに乗って、ちょっと山越えて、あれ?なんだろこの気持ち…。オラ、オラ海軍に入所するぜお!!オラー!!!


はい。笑
近所へお散歩のつもりが、2時間たったら海上自衛隊の教育施設の入館手続きをしてました。

人生ってわからないものですね。その日の予定すらこんな変わるんだから、将来のことなんてわかりゃしないよ。だからね、将来のことでぐちぐち悩んでる暇あったら、今日1日を全力で生きねばなるまい。もはや明日死ぬくらいの気持ちでいくのさ。だいじょうぶ。死にはしないからね!!

…ってそんな話じゃなかった。いよいよね、海上自衛隊ですよ。陸上自衛隊はまだ今までの生活の中でも見かけてきてはいるけれど、海上自衛隊って最近だと北朝鮮のミサイル迎撃関連のニュースだとか、映画でしか見たことないから、この上なく新鮮なわけでして。

上の画像の施設の一階が見学者の集合場所。とはいっても、他の施設の周辺をうろついていると通報されることもあるから、規定の時間までは施設内からは動かないでください、と入門時に念押しされた。さすが自衛隊敷地内である。観光地ではない。

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ちょっと堅い話から始まった見学コース。まずは大講堂。式事用のホールで、写真の見える入り口から入館が許されるのは、皇族か、自衛隊の上官だけという厳格なルール。ボクら一般人は裏の入り口から入館した。

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中はこんな感じ。ちなみにこの10時スタートの回だけでも30人くらいはいた。なかなかの繁盛振りである。おっちゃん、おばちゃんがやっぱり多いけど、ちらほら若い人も熱心に聞いてました。

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壇上はこんな感じ。卒業式典はここで行われるそうで、昔は各学校の首席レベルの一位の優等生が入隊し、集まった130人ほどの中でさらにトップ4名のみが真ん中の赤いカーペットを歩くことが許されたんだって。5位以下の人は順番で横の階段から登るといった、超エリートの中でも優劣が明らかに見える形での卒業式だったそうだ。こんな話聞いたときは、自分の存在が一気にミジンコ以下ぐらいに感じたね。競争社会って怖いわー(ブルブル)

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お次は幹部候補生学校庁舎(旧海軍兵学校生徒館)。これが出来上がるまでは、船中で授業をやってったんだって。きっとこの建物に移動ってなったときは超エリートとはいっても、やっぱり嬉しかったのかな。ちなみにこの建物の約2倍の長さがかの有名な戦艦大和の全長263mなんだそうだ。263mといったら、東京タワー333mの約7/10の長さってことでしょ?そりゃ長いわ。

ちなみにここでの厳格ルールとしては、正面の階段前までは行ってもいいけど、階段に一段でも登るのは許可できないというものでした。

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これはさっきの建物を横から見た図。先が小っちゃく見えるくらいまっすぐなこの廊下はドラマでも使われたりするそうだ。雑巾掛けレースにもってこいだね!

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次のこれがなかなか印象的でした。これは大和ほどではないけれど、有名な戦艦陸奥の4番砲塔。その横の小っちゃく見えるボーリングのピンのようなものが主砲弾。陸奥から外した砲台を幹部候補生の教材としてここに置いたんだって。ただ、その陸奥はというと、今でこそ美女化?とでもいうのか、戦艦もののゲームで擬人化されてたりするけれど、歴史を遡ると、ほぼ最前線には出ず後方待機が多かったものの、1000人以上の爆死とともに沈没という悲劇を残したことでも有名であるらしい。人為的な原因が濃厚と疑われつつも、今だに明確な原因はわかっていない。

そんな事情を知った後では、この砲塔をしばらく注視せざるをえなかった。


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お次はこのパルテノン神殿風な建物の教育参考館。ここでの厳格ルールは、内部撮影禁止で、撮影が見つかった場合は、カメラ・ケータイを即時没収というもの。館内は19世紀ほどから対外諸国に向けに軍備を拡大させるといった海軍の成り立ちから、太平洋戦争に至る歴史の変遷が、貯蔵資料(武具、絵画、書記等)とともに展示されていた。また大理石に殉死した海軍兵の名が刻まれていた。歴史音痴なボクですら集中して見入ってしまったくらいに興味深く、軽視できない文言がちりばめられていた。

この教育参考館の見学時間は40分もあったんだけれど、熱心に見ていたらあっという間で、案内のおっちゃん曰く、最低4回は来ないと見切れないそうだ。

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教育参考館の横には、2名が搭乗可能な潜水艇。もともと魚雷を改良して作ったものらしい。

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潜水艇の横にあるのは、戦艦大和の46cm主砲弾。わかる人はわかると思うけど、でかいよなあこれ。





ここまできて、1時間30分に及ぶ見学コースは終了。最初入館してすぐの時にこの時間を聞いた時は「うわ!!予想以上に長すぎじゃね??」って思ったもんだけれど、それぞれの建物にストーリーがあって、かつそれを案内のおっちゃんが詳細に、そして時々ジョークを入れつつ紹介してくれたので、全く知識のないボクでも全く飽きない充実した時間を過ごせました。広島駅から電車、フェリー、バスと乗り継いで2時間くらいはかかるけども、ホントおすすめ。ありふれた観光地行くよりよっぽど楽しいんじゃないかなと!



海上自衛隊第一術科学校 - 見学・お問い合わせ

ちなみに、最初の見学者集合場所の江田島クラブという建物内にはお土産販売からレストランまである。海軍カレーは案内のおっちゃんも特に特徴がないって言ってたくらいに、普通のカレーでした。普通においしいよ。

食べた後は、来る前とは打って変わって「俺も国のために生きよう」と意識を高いところにおいて、門を出たものの、バス停まで来たら、12時台はバスが一本もないんですよね。その時11:52。なるほど、大半の見学者が一斉に帰っていったと思ったら、11時台の最後のバスに乗り遅れないためだったのかとこのとき気づかされました。まさか帰りも歩きなるとは、とトホホと歩いてたらさっきの意識は萎み、元のボクに戻ってましたとさ。

その後、フェリー乗り場で30分ほど待ち、呉に戻り、ホテルに戻ったのが14時前。まさか8時前に「ちょっと近所に散歩へ行こっかな」とふらっと飛び出して、島へ渡り、海上自衛隊の学校を見ることになるなんてね。皆さんも気軽な散歩にはお気をつけくだされ(いい意味で!)笑

以下おまけ~


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敷地内には隊員向けにATMやコンビニのポプラなんかもありました。

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自動販売機はペットボトルがほぼ100円、110円で缶も80円~100円で割と安めでした。